2016年10月9日日曜日

MTBなんか始めてみたりして

唐突ですが、
人間、人生の半分を過ぎるとやはり身体にはガタが来ますな。
この夏なんぞ夏バテ連発ですよ。
これでも健診によると全身110120%の筋肉発達率だそうだが、メタボってほどじゃ無いけど年々基礎代謝量が減っていくのが自分でもよーく分かる。
インナーマッスルですが、こればっかりはオヤヂなサラリーマンの窶れた生活ではどうにもならんのです。
これではイカンぞ、部屋にこもってウクレレの写真なんぞ撮ってる場合か?
やはりスポーツでしょ、自転車でしょ、だって流行ってるって言うし。

で、実に10数年振りに自転車に乗ろうと、
仕事で知り合った自転車屋さんにお願いしたのが、はいこれ。
GIANT ATX 27.5 2017モデル、ガンダムカラー。
ここでロードじゃなくマウンテンバイクを選ぶあたりに少々ややこしい精神性が見え隠れしてる気がするが、まあ車に追っかけられながら国道を走る趣味はないってだけです。
しかもスポーツだの何だの言いながら、コスパ抜群のGIANTのさらに最廉価モデルを買うあたり、ヘタレ全開です。

こんな最低辺モデルのレビューなんぞ書く奴はいないと思うので、せっかくだから書いてみましょうかね。
需要があるかどうかはシラン。

フレームはハイドロフォームのフルアルミ。
ジオメトリーはキャスター角が立ち気味、低速でのクイックさ重視で、キャラクター通りやや街乗り向けかな。
たしかに高速でスラロームを切ったりするともう少しフロントに落ち着きが欲しい感じもするが、この辺りはタイヤにもよるのでね。
写真では華奢に見えるけど、GIANTらしいかなりがっしりしたフレームですよ。

前後ブレーキはテクトロの機械式ディスク。効きは十分。
ちゃんとポストマウントです。
油圧のほうがコントロールがいいのは当たり前ですが、気を使わなくていいのはすごく楽。

フロントフォークはSRサンツアーのコイルスプリングで、ロックアウトなしの廉価版。ヘッドはテーパー対応なので高級なサスも付けられるけど、本体がもう一台買えるね。

一番コストダウンの影響を受けているのがこのクランク周り。
SRサンツアーの何だかわからないトリプルクランク+シマノ・ターニーのFD
写真では既にアウターリングを外してダブルになってますが、オリジナルは48T/38T/28Tで安いクロスバイクと同等ですな。48Tなんて絶対踏まない(踏めない…)し。
ちなみにアウターはそのまま外せるが、センターとインナーは一体型なので外すにはクランクを抜く必要があります。
BBはスクエアテーパーなので、グレードアップならBBごと交換かな。

リアは7速カセット(12-32)+シマノ・ターニーのRD
8/9速ハブかと期待してたが残念ながら7速ハブでした。
変速性能は必要にして十分。ちなみにハブは前後共ジョイテックの無印。
グレードアップにはホイールごと交換が現実的でしょね。

そして何故かついてるセンタースタンドブラケット。街乗りに使うなら嬉しいけどね。かなり厚手の板ががっつり溶接されてるので、チェーンステーの強度には大きく貢献していると思われ。

総括すると、
フレームは良い。頑丈だし、仕様も他社の競合モデルと比べて一段上な感じ。
乗っていてもヨレたり力が逃げたりといった感じはなく、非常に乗りやすいです。
ただしエレガントさはあまり無い。はっきり言うとカラーリングもダサいしね。

パーツ、特に駆動系はおそろしく安物。でもこんなヘッポコな部品でもちゃんとバランスが取れているのはさすがGIANT
でも、街乗りとダートだけに限定すればGRAVIERの方がさらに扱いやすいだろうし、取り回しのいい街乗りMTBなら26インチのSNAPで十分。そうなるとATXは、このフレームを見て改造したくなるプチ変態さん向けかも知れません。なんせ実売4万円台ですから。
値段を考えると、もうちょっと評価されてもいいマシンかもしれませんな。

通勤通学に使うだけならこのままでも十分だけど、ストレス解消に土手やダートもつっ走りたいなら最低でもバカでかいアウターリングは外したほうがいい。
48Tだと階段であっさりぶつけます。

本格的にトレイルに持ち込むなら色々弄らないとちとキツイかな。
まずチェーンリングでしょ、スプロケ、ペダル、シフター、タイヤ、ディレーラー

何だか目の前に深い沼が広がっているのが見えますが、モチロン気のせいでしょうな!

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