2016年10月30日日曜日

MTB 早くも改造するのだ

しばらくアウターリングを外しただけでトレーニング(ダイエット?)バイクとして大活躍のATX。
それはそれで不満はなかったのが、いつも基礎トレーニングに使ってる周回コースで15%程度の登りの最中に何を勘違いしたかフロントシフターをいじってしまい、盛大に立ち転けるという情けない失態をおかしてから早くも悟りましたよ。
時代はやっぱりフロントシングルですな!。

と言うことで、フロントシングル化と言えばおなじみのコイツ。
RaceFaceのNarrow/Wideチェーンリング。とりあえずは定番の32T。
何故か青だけしか在庫なし。

で、今の全体像はこんな感じ。
ちょっと引き締まった感じ?
なんかサドルを下げてるとファンバイクみたいね。

フロントはNarrow/Wideの32T。
フィキシングボルトの長さが微妙に合わず裏返しにつけてるので、せっかくのグラフィックが見えない…。
リア周りが7速のままなのでバズーカのチェーンガイドも装着。
これで階段下りたりバニーホップしてもチェーン落ちしなかったので、まあ大丈夫でしょ。
ペダルもWELLGOの情けない樹脂プラットフォームからダブルケージ定番のVP458Aに交換。靴を選ばないのと自然な喰い付きがお気に入り。吊しで買ったままだと大抵ベアリングがゴリゴリですが、これは玉当たりも調整済みでヌルヌル回ります。

スプロケの多段化は結構な大手術になるので、とりあえず7速のままフロント32Tに合わせてスプロケを12-32から13T-34Tに交換。
これで登れない坂は男らしく押すしかあるまい。
人生割り切り(諦め?)も肝心さ。
RDはターニーのまま。フロントシングルだと暴れるかなと思ったが、チェーンの長さが適切なら大丈夫そうね。

ハンドル回りもちょっとすっきり。
元々のターニーのシフター一体型レバーは樹脂製で、舗装路の下りだと40km/h超えちゃうのに非常に精神衛生上よろしくない。(もちろんシマノなのでそう簡単にポッキリいくとは思えないけど)
フロントシフター撤去のついでに左右ともアルビオの金属レバーに交換。
アルタスのラピッドシフターも快調そのもの。ターニーよりストロークが短いので、2段3段落としもバシバシ決まります。

でもって、なんつってもご近所ランに欠かせないのがPETボトル対応のケージ。意外としっかり止まるのね。
ウーロン茶うまいぜ。

フロントシングル化の感想ですが、やっぱり操作系がシンプルになるというのはすごく楽。スタビライザーのないRDだとチェーンの暴れが心配だったけど、チェーンそのものが短くなるので明らかに安定します。
これで近場トレール用マシンとしては十分だけど、やっぱりスチールの重いハンドルバーは替えたい。
来シーズンはタイヤ変えてゲレンデに持ち込むか。持ち込むのか!?

2016年10月9日日曜日

MTBなんか始めてみたりして

唐突ですが、
人間、人生の半分を過ぎるとやはり身体にはガタが来ますな。
この夏なんぞ夏バテ連発ですよ。
これでも健診によると全身110120%の筋肉発達率だそうだが、メタボってほどじゃ無いけど年々基礎代謝量が減っていくのが自分でもよーく分かる。
インナーマッスルですが、こればっかりはオヤヂなサラリーマンの窶れた生活ではどうにもならんのです。
これではイカンぞ、部屋にこもってウクレレの写真なんぞ撮ってる場合か?
やはりスポーツでしょ、自転車でしょ、だって流行ってるって言うし。

で、実に10数年振りに自転車に乗ろうと、
仕事で知り合った自転車屋さんにお願いしたのが、はいこれ。
GIANT ATX 27.5 2017モデル、ガンダムカラー。
ここでロードじゃなくマウンテンバイクを選ぶあたりに少々ややこしい精神性が見え隠れしてる気がするが、まあ車に追っかけられながら国道を走る趣味はないってだけです。
しかもスポーツだの何だの言いながら、コスパ抜群のGIANTのさらに最廉価モデルを買うあたり、ヘタレ全開です。

こんな最低辺モデルのレビューなんぞ書く奴はいないと思うので、せっかくだから書いてみましょうかね。
需要があるかどうかはシラン。

フレームはハイドロフォームのフルアルミ。
ジオメトリーはキャスター角が立ち気味、低速でのクイックさ重視で、キャラクター通りやや街乗り向けかな。
たしかに高速でスラロームを切ったりするともう少しフロントに落ち着きが欲しい感じもするが、この辺りはタイヤにもよるのでね。
写真では華奢に見えるけど、GIANTらしいかなりがっしりしたフレームですよ。

前後ブレーキはテクトロの機械式ディスク。効きは十分。
ちゃんとポストマウントです。
油圧のほうがコントロールがいいのは当たり前ですが、気を使わなくていいのはすごく楽。

フロントフォークはSRサンツアーのコイルスプリングで、ロックアウトなしの廉価版。ヘッドはテーパー対応なので高級なサスも付けられるけど、本体がもう一台買えるね。

一番コストダウンの影響を受けているのがこのクランク周り。
SRサンツアーの何だかわからないトリプルクランク+シマノ・ターニーのFD
写真では既にアウターリングを外してダブルになってますが、オリジナルは48T/38T/28Tで安いクロスバイクと同等ですな。48Tなんて絶対踏まない(踏めない…)し。
ちなみにアウターはそのまま外せるが、センターとインナーは一体型なので外すにはクランクを抜く必要があります。
BBはスクエアテーパーなので、グレードアップならBBごと交換かな。

リアは7速カセット(12-32)+シマノ・ターニーのRD
8/9速ハブかと期待してたが残念ながら7速ハブでした。
変速性能は必要にして十分。ちなみにハブは前後共ジョイテックの無印。
グレードアップにはホイールごと交換が現実的でしょね。

そして何故かついてるセンタースタンドブラケット。街乗りに使うなら嬉しいけどね。かなり厚手の板ががっつり溶接されてるので、チェーンステーの強度には大きく貢献していると思われ。

総括すると、
フレームは良い。頑丈だし、仕様も他社の競合モデルと比べて一段上な感じ。
乗っていてもヨレたり力が逃げたりといった感じはなく、非常に乗りやすいです。
ただしエレガントさはあまり無い。はっきり言うとカラーリングもダサいしね。

パーツ、特に駆動系はおそろしく安物。でもこんなヘッポコな部品でもちゃんとバランスが取れているのはさすがGIANT
でも、街乗りとダートだけに限定すればGRAVIERの方がさらに扱いやすいだろうし、取り回しのいい街乗りMTBなら26インチのSNAPで十分。そうなるとATXは、このフレームを見て改造したくなるプチ変態さん向けかも知れません。なんせ実売4万円台ですから。
値段を考えると、もうちょっと評価されてもいいマシンかもしれませんな。

通勤通学に使うだけならこのままでも十分だけど、ストレス解消に土手やダートもつっ走りたいなら最低でもバカでかいアウターリングは外したほうがいい。
48Tだと階段であっさりぶつけます。

本格的にトレイルに持ち込むなら色々弄らないとちとキツイかな。
まずチェーンリングでしょ、スプロケ、ペダル、シフター、タイヤ、ディレーラー

何だか目の前に深い沼が広がっているのが見えますが、モチロン気のせいでしょうな!