2012年5月6日日曜日

サイレントウクレレを作ってみた2 ピックアップ搭載

初めて作ったにしては音程も良く、いたく気に入ってしまったサイレントウクレレ。
生音が意外と響くのでリビング等で弾くにはこのままで十分だが、
楽器としてはやはりピックアップを搭載したくなってきた。

しかし、なにせフレットワイヤー以外は全く金をかけていない自作楽器なので、
ピックアップも極力金をかけずにいきたい。

っつうことで、
ガラクタ箱にあったφ6ジャックと圧電素子をシールドでつなぎ、ボディに仕込んでみた。





















圧電素子は100均の防犯ブザーをバラしたもの。
そこそこの大きさがあるので出力は十分だが、ブーンというハムノイズがひどい。
スチール弦ならブリッジにアースを落すことも出来るが、ナイロン弦なのでそれも出来ない。
色々試した結果、キャビティ内にアルミテープを隙間なく貼ってジャックのアースを落とし、
全体をシールドしてみた。
裏カバーもアルミにして同じくアースを落としてある。
これでノイズは激減。





















音質も予想以上にバランス良く、
録音にもステージングにも十分使えそう。

何だか見た目がメカっぽい(というか、スチームパンクっぽい)感じになってしまったが、
楽器としては一先ず完成。

次は、コイツに直結できる電池駆動のミニアンプを作ろうかと企んでいたりする。

2012年5月4日金曜日

サイレントウクレレを作ってみた

まことに唐突だが、
ウクレレが弾きたくなった。

もともと部屋中がギターで埋もれていたほどのギター好きではあるが、
一人ではなくなってからはさすがにそんなわけにもいかず、
唯一残したお気に入りの一本もしまいこんだまま。
(こいつについてはいずれまた、、、)
イ○バシ楽器で買った中華ウクレレも持ってはいるが、
チューニングはあわないわ、フレット音痴だわ、音はベニヤそのものだわで
まことにどうしようもない代物である。

さすがにギターを作るのはハードルが高いが、ウクレレなら何とかなるんじゃないか
という軽い気持ちでまず図面をひいてみた。
(ウクレレビルダーさんゴメンなさい)



ちなみに図面はiPadのCADソフト「iPocket Draw」でひいている。

ソリッドボディでヘッドレス。スケールはソプラノスタンダード350mm。
チューニングギア(ペグ)は、イケてない中華ウクレレから流用。
ネックはがっちり握れるように太め&厚めにしてみた。

で、いきなり出来たのがコイツ。自作のソリッドウクレレ。

How to makeを期待した人、すまぬ。
途中写真は一枚も撮ってません。

ボディ材料はテーブルを作った端材のオークの集成材を使用。
ヘッドレスなので0フレット仕様。
ネックはガッツり太く、クラシックギターに近い感じ。

ブリッジ周りはいろいろ悩んだ挙句アルミのアングルを削って作成してみた。
図面上でも予想できたことだが、この構造ではテンションが低く弦がビビるので、
テンションバーも追加してこんな感じ。

完成してみると、音程もなかなか正確で実にイイ感じである。
思っていたより生音が響くので普通に弾くにはアンプを通さなくても十分だが、
やっぱりここまでくるとピックアップをつけたくなってきたので、
どうするか現在考え中。